平成23年の内閣府男女共同参画局の統計によりますと、夫婦共働きの割合は59.9%にも上り、
専業主婦はわずか30.1%と、今は約6割もの家庭の主婦が働いています。
つまり専業主婦でも大変なのに、働くお母さんはそれに輪をかけて動き回らなければならない訳です。
最近では、家事の手伝いをするお父さんも増えてきているようですが、まだまだ旧態依然とした
「男子厨房に入らず」的な、時代錯誤のお父さんも多いわけです。
そのような旧式なお父さんに男性の私からひとこと言いたい。
「1週間、家事をしてみなさい」と。
家事がどんな精神的にも肉体的にも大変な事なのか、身をもって解るはずです。
主婦の大変さを理解するはずです。
もし、あなたのご主人が昭和スタイル?の家事をしないご主人ならば、
すこしずつ真剣に話し合って、少しづつでも家事を分担するようにしてください。
じつはお父さんが家事をしている姿を子供に見せる事は、とても大事なことなのです。
なぜなら(特に男の子は)「お父さんの姿が正しい『夫』のすがたであると勘違いしてしまうからです。
子供は親の背中を見て育つのですから。
「自分は子育てを手伝っているよ」と思っているご主人の多くは、週末に子供とちょっと遊んであげる程度のお父さんが多いです。でも、これって家事を手伝っている訳ではないですね。
どちらかと言えば、子育ての良いこと取りをしているだけです。これでは主婦の大変さは分かりません。
まずはお父さんが変わる第一歩として、仕事が休みの日は毎食後の食器洗いをお願いしましょう。
料理をしたことの無いお父さんに、いきなり食事を作ってもらうのはさすがにハードルが高すぎます。
でも、食後の皿洗いや、部屋に掃除機をかけるなどなら、そんなに難しくはありません。
お父さんが部屋のお掃除をする時に、子どもたちにも協力してもらうのも良いですね。
子供たちはお父さんの家庭への協力する姿から学んでいきます。
是非、お父さんにも理解してもらって実行してみて下さい。