マツコは炭水化物で出来ている???

つい最近、何かの記事で読んだのですが、笑ってしまいました!マツコ・デラックスは炭水化物で出来ているそうです。

確かにそうですよね。マツコの知らない世界なんか見てても、本当に美味しそうに食べています。見ているコチラも、よだれが出てきそう!

本当に美味しいんだと思いますが、実はこの「美味しくたべる」っていうのは、食育的にも理想的なんです。ただ、大きな注意点もあるので、今日はそのあたりのお話を・・・

マツコは本当に炭水化物で出来ている(笑)

マツコ・デラックスは「あたし炭水化物さえあればイイのよ」と名言している通り、炭水化物大好き人間です。あの体型を見ても、体に良いわけは無いことくらい、誰でも分かるわけです。

芸能人にはその他にも、大沢たかおさんが大の肉好き。1日1キロは食べているそうです。またタレントの山本梓さんはコーヒーゼリー好きで、1日3食コーヒーゼリーを食べているとのこと(笑)

私たちは毎日食事を摂っているのですが、おなじ食事でも「おいしい」と思って食べるのと、「いやいや」食べるのでは、栄養の吸収力が違います。

とうぜん「おいしい」と思って食べたほうが、体のためには良いのです。昔から「病は気から」なんて言いますが、気持ちの持ちようで「栄養素の吸収力」は異なります。

だからマツコの炭水化物大好きは、そういう意味から言えば正しいのかも知れません。美味しんで楽しみながら食べるのは食育からも理想形だからです。

しかしながら、ここまで好きなものだけを、お腹がはち切れるほど食べてしまうと状況は変わってきます。

そのまま食べ続けるとどうなるか?

はい、100%病気になります。

まずは肥満から。

これはもう、マツコの見ての通りです。肥満になるとその先は、がん心臓病脳卒中糖尿病高血圧症脂質異常症になります。

おいしく食べるのは良いことですが、何にでもバランスというものが存在します。

食事も同じこと。炭水化物は絶対に毎日食べるべき食べ物です。なぜかと言うと、炭水化物が脳のエネルギーになる食材だからです。炭水化物抜きダイエットなんて、もってのほか!体が動けなくなるのと同時に、脳も活動がどんどん悪くなりますからね。

それでは体に良いバランスってどの程度かと言うと、
タンパク質 13%
脂質 25%
炭水化物 62%
この3大栄養素をすべて食事で取ることにより、健康と美容が手に入ります。どれが欠けても、過剰でも、体に異常をきたします。だから炭水化物抜きダイエットなんて、ヤバい訳です。

そして最近は、小児肥満が急増していますから、私たちも親として気を付けなければいけません。

子どもも小児肥満になれば、大人と同じく生活習慣病になります。若い未来のある子どもが、こんな病気になるなんて可愛そうですよね。

どうして炭水化物は美味しいのか?

さて、じゃあどうして炭水化物は美味しいのか?どうして食べたくなるのか?

じつは炭水化物に限らず、先に述べたタンパク質脂質炭水化物(糖質)すべて「美味しい」んですよ。

理由は、

人間の体というものは、

  • タンパク質 エネルギー源、体の構成成分、体の調整機能として
  • 脂質 エネルギー源、体の構成成分として
  • 炭水化物(糖質) エネルギー源として

脳が機能維持のために、求めてしまうのです。
「美味しいよ!もっと食べようよ!」って。

もともと原始時代の人間であれば、食物は手に入れるのが大変で、入手し次第どんどん食べて生き延びて行きました。
でも現代は飽食の時代なので、食べようと思えばマツコのように、いくらでも食べれてしまう。そこが問題なのです。

人間の体は、原始時代も今も変わっていないのです。脳は生存するために、片っ端から食べようとする。だから「すぐに食べたく」なってしまい、結局食べすぎて生活習慣病になってしまうのです。子どもでも!

炭水化物と肥満の関係

脳のエネルギー源ブドウ糖です。

そのブドウ糖の原料となるのが3大栄養素、特に炭水化物の比重が大きいです。だから脳は炭水化物を摂取するよう、私たちに命令します。

それが適度の量でやめられれば良いのですが、マツコのように思う存分食べてしまうと、当然摂取過剰に陥ります。

摂取過剰になると、余った糖分を脂肪に変えて、次回まで保存します。つまり、お腹周りに脂肪が蓄積される。

それを活動で徐々に消費すれば問題無いのですが、現在の飽食の時代は、消費する前に次を食べてしまいます。だって美味しいですから。食べたく成ります。そして、どんどんと脂肪が溜まっていく。これが肥満です。

子ども用ダイエットはこうする!

子どものダイエットは、正直難しい問題です。小児肥満にするわけにも行かず、むやみに食事制限をすると成長障害が起こります。

極度の肥満で無い限り、先にのべた
タンパク質 13%
脂質 25%
炭水化物 62%
あたりの割合で、食事を与えるように心がけてください。

そしておやつも、ポテチやジャンクフード類は出来るだけ避けて、おにぎりとかサンドイッチ、ナッツ類などに変えましょう。

また、肥満気味であれば、夜のご飯(米)を3分の2位に減らして様子見するなど。

そして寝る3時間前には、飲食は終わらせましょう。

むつかしい様なら、保険の先生や食生活アドバイザーなどに相談しましょう。子どもの成長期の栄養失調、栄養過多は怖いですからね。

まとめ

言うと簡単なことになりますが、マツコのような暴飲暴食は

  • 糖尿病ほか生活習慣病になる
  • 肌荒れや体型崩れが起こる
  • 体力エネルギーがなくなり、疲れやすくなる
  • 若さがなくなり、老化が進む

ので、絶対にやめましょう!!!