「君の偏差値は〇点だから、国立は無理だよ。こっちの私立にしなさい」
という進路指導の常識的?なアドバイスは、本当に正しいのでしょうか。
確かに、進路指導の先生としては、学校の規定に沿ったアドバイスをしているのでしょうが、
そもそも偏差値(成績)というものは「過去から現在までのテストの結果」なだけであって、
未来の結果(可能性)を考慮したものでは全くありません。
偏差値は今までの過去のデータとしては参考になるかもしれませんが、
それは子供の未来とは何の因果関係もありません。
映画の「ビリギャル」は、生徒本人がやる気をだせば、偏差値(過去のデータ)とは関係無く、
希望の大学に入ることが可能であるという事実、を映画化した真理なのです。
もちろん状況によって1年では時間的に無理な場合もあるかも知れませんが、
その意志さえ本人にあれば、志望大学に合格する事は本当に可能になるのです。
これは小学生だろうが、大学生だろうが、すべての子供教育に通じます。
言い換えれば、学校の成績や偏差値というものは、
「過去の統計としては参考にはなるものの、これから先の未来の進路決定には使えない」のです。
しかし残念ながら、世間では「偏差値〇〇では無理だから、もっと下の大学に・・・」
という間違った考え方が通用してしまっています。
その結果、親も先生も一緒になって、子供の未来を潰している訳です。
みなさんにはここを理解して欲しいと思います。
学校の先生は、教育システムに従って指導しているので、先生の考えを変えることは難しい。
でも親であるあなたは、子供の未来を潰してしまってはいけないのです。
そう思いませんか?
もっと注意したいのは、
学校教育というのは「数値」で子供の順位を決めてしまうシステムなので、
親も含めた世間が「この子は頭が良い」とか「うちの子は出来が悪いから」などと、
テストの「数値」を基準に子供を評価しがちです。
そして子供は「10点かぁ・・・あぁ、僕はバカだから無理だよ・・・」と思い込んでしまうのです。
この子供の自分へのネガティブな刷り込み効果が怖いのです。
でも、この「数値」の評価基準は、国語だったり算数だったりと、
一部の文部科学省が決めた「一部の学科」のみのテストの点数であって、
子供のさまざまな能力を決めるものでは全くありません。
テストの点数が悪かったとしても、子供は頭が悪い訳では無いんです。
私たち親はこの点をしっかりと頭に留めておく必要があります。
ものすごく重要です。
子供はダメじゃないのです。
学校の先生に振り回されてはいけません。
【重要なまとめ】過去の統計である「成績や偏差値」と、子供の能力とは何の因果関係も無い。自分の子供の良いところを徹底的にのばしましょう。