蜂蜜(はちみつ)と言ったら、甘~い、子供もくまのプーさんも大好きな食べ物ですよね。
ところで、ハチミツは太古の昔から、世界中で「薬用」としても使われていた、という事実を知っていましたか?しかも、かなり強力なパワーを持っているのです。
私たち家族が、ハチミツの中でも最強と言われる「マヌカハニー」に出会ったのは、ニュージーランドでした。
その最強ハチミツである「マヌカハニー」とはどんな物なのか、ご紹介します。
目次
ハチミツはみんな身体に良い!
そもそも、あのとろ~りと甘いハチミツは、
巣の中の幼虫を守るために抗酸化成分や殺菌成分を含んでいます。
ハチミツは、まず働きバチが周りの花から蜜(みつ)を集めてきます。
でも巣箱の中のハチミツは、実は「花のみつ」そのものではありません。
働きバチが集めてきた「花のみつ」は、
ハチの体内の酵素の力で活性化されて、
ハチの巣の中で熟成されます。
それを、私たちが「ハチミツ」と言って食しているわけで、
「花のみつ」をハチが加工したものだったのです。
ハチに加工されたハチミツには、
- 各種ビタミン
- ミネラル
- 酵素
- 抗酸化物質
など多くの栄養素が含まれていて、
その強い抗菌作用のおかげで常温で保存しておいても腐ることもありません。
それを利用して、古代エジプトではミイラの保存薬にも使われていたそうです。
そのためにハチミツは大昔から海外でも健康・長寿の薬として重宝されていました。
例えば、
- 古代ローマの学者プリニウスの著述の中に
- 古代エジプトの古文書にも
- 中国の薬学書『本草網目』(ほんぞうこうもく)にも
- インドの伝統医学アーユルベーダの中にも
などなど、昔から自然療法の治療薬として大活躍でした。
そんな万能薬のようなハチミツの中でも、とくに今話題になっているのが、
ニュージーランドのマヌカハニーなのです。
その美味しさと天然のお薬としての秘密を暴いてみました。
最強の抗菌ハチミツ「マヌカ」とは?
マヌカというのは、ニュージーランド固有の灌木の名前で、英語ではTea Treeと言います。
アロマに詳しい方でしたらご存知かもしれません。
オーストラリアなどにもこの木はあるのですが、成分が違います。
マヌカハニーに含まれる、圧倒的な抗酸化作用、抗菌作用は、ニュージーランド固有のマヌカだけです。
このマヌカという言葉は、ニュージーランドの原住民マオリ人が使うマオリ語で、彼らもマヌカを薬用としていた歴史があります。
さて、そのマヌカハニーが世界中で騒がれるようになったのは、ごく最近のことです。
1980年代に「マヌカハニー」には他のハチミツには無い、強い抗菌作用と治癒力がるらしい」と話題になり、多くの医学者たちが研究始めたのがきっかけです。
そして、マヌカの有効成分にUMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)と名付けたのです。
2008年にドイツの研究期間が「その有効成分UMFは、MGO(メチルグリオキサール)である、と発表。
それから世界のセレブたちの間でマヌカ・ブームが起き、全世界に「マヌカハニー」の名前が広がりました。
このUMFとMGOは覚えておいてくださいね。
容器には必ずどちらかの表示があり、その数値で強さを判断します。
数値が高いほど効果が高く、お値段も上がります。
マヌカハニーは医薬成分が特に強いバランス栄養食!
そんな自然の万能薬かつ、おいしい嗜好品でもあるマヌカハニーの強い医薬品効果と栄養素についてまとめてみました。
医薬品として使われる理由
マヌカハニーの医薬品的な特徴に、他のハチミツの10倍の抗菌力を持つという研究結果があります。(UMF、MGO濃度により違いがある)
よく話題になる薬用としての使い方では、
- 胃潰瘍の原因にもなると言われているピロリ菌を殺傷する
- そのため胃潰瘍、胃がんの予防になる
- お腹が痛いとき
- 喉がイガイガするとき、喉が痛いとき、咳が出るとき
- 口内炎につける
- 火傷や切り傷につけると治りが早い
- 虫歯の予防になる。とくに歯が痛い時の鎮痛作用に使われる
- マヌカハニーで歯磨きをする
- 口臭予防(口の中のネバネバや匂い菌を殺菌してくれる)
- 白内障、結膜炎の時の目薬として
- その他、健康予防に
などと、あらゆる病気、予防に利用されています。
ドイツやニュージーランドなど海外では、マヌカハニー・マヌカオイルなどを実際に「薬用」として使用しています。
特筆すべきところは、天然ものなので「副作用」が無いことです。
なにしろマヌカハニーは、あくまで普通の「生はちみつ」ですからね。
でももしかしたら、たまに体質的にハチミツが合わない、なんて人いう人がいるかもしれませんね。
その方は、ご自分の体質に従ってください。無理をするものではありませんから。
食べ物しての栄養素
マヌカハニーは非常に広範囲の栄養素を含む、それ自体がバランス栄養食です。
列挙してみると・・・
- クエン酸、グルコン酸、コハク酸などの有機酸、グルコースオキシダーゼなどの酵素類。
- ビタミンB1,B2,B6、ニコチン酸、葉酸、パントテン酸、コリン、その他多くのビタミン類。
- アミノ酸20種類、カルシウム、銅、鉄、マンガン、カリウム、マグネシウムなどの27種のミネラル類。
- ポリフェノールなどの抗酸化物。
と挙げてはみましたが、何がどうなのか詳細は私にはイマイチ不明ですが、スゴイのだけは分かります(笑)
要するに「理想的なバランス栄養食」で、しかも美味しいということは間違いありません。
わが家でも、子供の成長期に補う自然の栄養素、という意味合いもあって毎日食べさせています。
赤ちゃんと妊婦はハチミツを食べてはイケナイの?
「ハチミツは1歳未満の乳児には与えてはいけません」という話を聞いたことがあるかもしれません。
実はこの情報は正しいです。
ハチミツは基本なまものですので、ハチミツ成分のなかには色々な細菌類がいます。
これはハチミツに限らず、「生」の食品、例えば刺し身だとか、ナチュラルチーズだとか、生ハムなんかも同様です。
1歳未満の乳児の場合、まだ腸内環境などが完成していないため、外部からハチミツなどなまものを摂取すると、体の抗体がその細菌類に負けてしまうことがあり、発病などの危険が伴うことがあります。
1歳をすぎれば大丈夫ですので、それまで禁止です。
厚生労働省が注意喚起をしているので、掲載しておきます。
2. ハチミツは1歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品です。
ボツリヌス菌は、土壌中などに広く存在している細菌です。ボツリヌス菌が食品などを介して口から体内にはいると、大人の腸内では、ボツリヌス菌が他の腸内細菌との競争に負けてしまうため、通常、何も起こりません。
一方、赤ちゃんの場合、まだ腸内環境が整っておらず、ボツリヌス菌が腸内で増えて毒素を出すため、便秘、ほ乳力の低下、元気の消失、泣き声の変化、首のすわりが悪くなる、といった症状を引き起こすことがあります。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。
なお、1歳以上の方にとっては、ハチミツはリスクの高い食品ではありません。
また赤ちゃんに危険なら、妊婦にはどうなの?という疑問には、帝京大学医学部附属病院 准教授の笹森幸文先生が「妊婦さんがハチミツを食べても大丈夫です」とおっしゃっているので安心してください。
マヌカハニーの効果的な使い方
マヌカハニーの使い方?
なんて言っても、マヌカも普通のハチミツですから、食べ方に他のハチミツと何の違いもありません。ですから気軽に普通に、子供に食べさせて上げてください。
でも、せっかくだったら「少しだけ科学的&効果的」に、子供の学力アップにつながる食べ方を試したくなりませんか?
子供には夜と朝の2回が効果的!
「夜と朝」?なぜ「夜」がはじめに来てるの?という事に気づかれましたか?
実はこの順番にはワケがあります。
人間の健康には、夜の「睡眠」という行為がすごく重要です。
よく美容と健康の話題でも「夜10時から午前2時までの、睡眠のゴールデンタイム」なんて、聞いたことが有るのではないでしょうか。
この時間帯に寝ると「成長ホルモン」が多く分泌されて、体の細胞の修復作業が活発に行われるという研究結果があります。
この夜の細胞修復タイムにマヌカハニーを摂ると、
- マヌカの抗菌作用
- 鎮静作用
が、良い睡眠を取るために大活躍します。
翌朝スッキリ目覚められれば、朝から頭脳もフル活動。勉強にも身が入りますよね。
おすすめの摂り方は
- スプーン一杯をただ食べるのも良し
- ノンカフェインの飲み物にマヌカを入れるも良し
- 温かいレモネードなんか最高ですね(マヌカとビタミンCの相性は抜群)
さて、夜だけマヌカハニーを食べるだけでも効果があるのですが、もし「もう一杯」摂るのであれば、断然「朝食時」です。
脳の原動力になる単糖類(ブドウ糖、果糖)が、子供の脳に即効薬のようにエネルギーを与えてくれ、朝から脳の働きを活発にしてくれます。
1日に一杯なら、夜に。
効果をより高めたいなら、夜と朝、1杯づつのマヌカハニーです。
マヌカハニーの薬用としての使い方?
ここでは詳しくは説明しませんが、こんな薬用としての使い方があるよ~、をご紹介します。
- 熱中症対策の補給水として(ハチミツレモン)
- 普段の栄養補給に
- 口臭対策(口中の細菌を殺す)
- 歯磨きの代わりに(虫歯菌を殺します)
- 火傷、切り傷の消毒、修復作用
- お腹が痛い(ピロリ菌まで殺す殺菌力)
- 目薬として(これはやった事ありません)
などと、書き出したら切りがないので、別レポートで!
お母さんに朗報!美容効果も?
ここでのテーマは、子供の成績、学力、健康を伸ばすための話題ですので、美容効果について、あまり詳しくはお話しません。
ここでは「こんな効果・使い方もあるよ~」という程度に留めておきます。
いろいろな使いみちは、また別のレポートでお知らせしますね。
美容への使い方の例ですが、
- マヌカ化粧水でお顔のお手入れ
- ハチミツお風呂でスベスベ肌に
- ハチミツパックでしみ・ソバカスにも効果的?
- 食してデトックス効果
こんな使い方が出来ます。でもここでは、この程度にしますね。別レポートで(^o^)
こんな自然療法の観点からマヌカを調べていくと、すごく奥が深いです。研究のしがいが大ありです。
どこで売ってるの?気になるお値段は?
いざマヌカハニーを買うとなると、普通のスーパーマーケットには、あまり置いていません。
「マヌカハニーほど薬用成分が強くなくていいよ」という方は、それ以外のどんなハチミツでも、そこそこ抗菌力もあり栄養価も高いので大丈夫です。それなら、どこのスーパーにも置いてあります。
どちらにしても、一つだけ注意点です。ハチミツは必ず、加工品ではなく、生ハチミツを買ってください。
「加工ハチミツ」ではなく「生ハチミツ」を買う!
はちみつには加工ハチミツと生ハチミツがあります。
その違いは大まかに言えば、
加工ハチミツ | 加熱処理済み | 徹底した濾過処理 | 水飴などで調整 | 価格(安い) |
生ハチミツ | 未処理(生) | 不純物を取除く程度 | 未調整のまま | 価格(高め) |
加工ハチミツは加熱処理をしているために、熱に弱いビタミン類や、活きた酵素などが死滅してしまい、本来のハチミツの持つ抗菌力、酵素、栄養素の恩恵が受けられません。
また特に値段の安いものは、産地が中国産だったり、水飴などで量を増やし安くしています。別に中国産を差別している訳ではないのですが、子供が口にする食品ですから、やはり信頼性の観点から、私は避けるようにしています。
生ハチミツは、加熱処理をしていないので、上で説明してきたような、医薬効果や栄養素を損なわずに持っています。
ですから、子供の健康を考えても、生はちみつを選んでください。
ちなみにマヌカハニーは、ニュージーランド産のみです。
どこで買うのがお得でしょうか?
マヌカハニーはどこのスーパーでも売っているような物ではありません。
でも、成城石井とか紀伊国屋など輸入品を多く品揃えしているスーパーなどにはほぼ置いています。
ただ、それらのお店ではマヌカハニーの種類は非常に少なく、せいぜい1~2種類程度です。
マヌカハニーを選ぶ際には、成分の強さ(UMFやMGO)や、容器のサイズ(250g入、500g入など)でも値段が結構違ってくるので、ハチミツ専門店でもない限り町中のお店では、ちょっと役不足です。
私はいつも信頼できるマヌカハニーの専門業者からネット購入しています。
成分の種類も多いですし、大きさも選べるし、家まで宅配してくれますから便利です。
興味のある方は、私が普段から使っている業者のサイトを下に載せておきますので、そこからホームページを覗いてみてください。
個人的な感想ですが、高級スーパーなどのお店は「種類も少なく、高いなぁ」と思ってしまいます。
なので個人的には、信頼できるネットの専門業者がおすすめです。
武州養蜂園オンラインショップ
UMFとMGOの見方
いままで何度も「成分の種類」だとか「成分の強さ」なんて表現をしてきました。
これ、何となくピンと来ないですよね。すみません(汗)
ここでマヌカの成分の強さ(抗菌力や抗酸化力など)を表す単位である、UMFとMGOを説明します。
これが分からないと、選ぶのに困りますからね。
なぜ同じマヌカの木の花から採れるはちみつなのに、強さが違うのでしょうか?
ミツバチが花の蜜を集めるのは、半径2キロ(直径4キロ)圏内程度という調査結果があります。
つまり直径4キロ圏内にマヌカの木のみが100%存在すれば、マヌカ濃度はみんな同じ100%になるのですが、現実は不可能です。
マヌカの森の中には、レンゲ草も咲いていれば、他の花も咲いています。
ミツバチは、マヌカの森の中の色々な花の蜜を採取してしまうんです。
ですから、採ったハチミツのマヌカ濃度を測り、その濃度をUMFやMGOという単位でランク付けをするのです。
当然、濃度が濃いハチミツが、効果が高い分、値段も上がります。
実際にはUMFとMGOの2つを知っていれば十分です。難しいことは考える必要はありません(笑) UMF、MGOだけを覚えておきましょう。
マヌカハニーを選ぶ際の目安(めやす)を、下に表にしてみました。参考にしてみてください。
活性値 | 低活性 | 中活性 | 高活性 | 超高活性 |
UFM表示 | UFM5+ | UFM10+ | UFM15+ | UFM20+ 以上 |
MGO表示 | MGO83+ | MGO263+ | MGO514+ | MGO829+ 以上 |
参考価格(250g) | 2,780円(税込み) | 3,780円(税込み) | 5,280円(税込み) | 10,980円(税込み) |
参考価格(500g) | 4,780円(税込み) | 6,780円(税込み) | 9,480円(税込み) | 19,680円(税込み) |
効 能 | 栄養補給の通常レベル | 健康的な日常生活に役立つレベル | 十分な抗菌活性が認められるレベル | 極めて高い効果が認められるレベル |
いろいろな種類が有りますが、わが家ではUMF10+の500g入りを買っています。
というのは、食べる量は一回に小さじで1スプーンで良いのですが、250g入だと2週間ぐらいで食べ終わってしまいます。
なので、約1ヶ月分の500グラムがちょうど良い大きさです。
UMFは5+でも十分恩恵は受けられると思いますが、わが家は10+を買っています。
より強い効果を望むのであれば、15+とか20+なんかオススメです。
何度も言いますが、マヌカハニーは薬ではなく「食品」です。
「体に負担がかかるのでは?」なんていう心配は入りません。
強ければそれだけ病気にもなりにくくなり、免疫力も強化されます。
だから、いざ試験や受験の時に、カゼやインフルエンザなんかも掛かりにくくなると思います。(^o^)
でも大切なことは、あくまで続けられる程度の値段で、無理はしないことです。
UFM5+だって十分マヌカの恩恵を受けられます。続けることが大切です。
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子供の成長・健康・学力アップのために
最後に、子供の成績(テストの結果など)を上げるためには、学ぶ力・考える力、いわゆる学力を伸ばすことが必要です。
そして、その学力を伸ばすために不可欠なのが「子供の健康(心も体も)」です。
体が健康でなければ、十分な学力を発揮できません。
心が健康でなければ、やはり学力は発揮できません。
もちろん、個人個人で事情も状況も違うでしょうから、簡単に結論づけることはできません。
でも子供の生活の基礎として、健康を助ける手段はあると思っています。それがわが家の子育て論の基本です。
薬でもなく、健康食品でもない自然の恵みであるハチミツが、子供の心身の健康増進に役立ち、その結果、学校の成績を伸ばすことが出来たら、こんなに安全で素晴らしい事は無いと思っています。
それが、私たちのマヌカハニーとの出会いでした。マヌカハニーを検討してみる価値、あると思いませんか?
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