ネガティブ思考 vs ポジティブ思考:どう違うの?

ネガティブ思考、ポジティブ思考は、だれもがご存知だと思います。

ネガティブ思考というのは、ものごとを何かにつけて悲観的に考えてしまう性格で、
身の回りの事象のマイナス面、つまり悪いことばかりが目についてしまいます。
ポジティブな思考の持ち主はその逆で、なんでも物事を良いふうに受け取ります。

それでは問題です。
日本人のネガティブ思考とポジティブ思考の人の割合は何パーセントでしょうか?

それでは答え合わせをしましょう。
アメリカにあるリサーチ会社Gallupの2015年度の調査では、
日本人のポジティブ人口の割合は約66%で、
ネガティブ人口が約34%と発表されました。

なんとポジティブな人の方が多いそうです。
私としては日本人はネガティブが多いだろう、と考えていたので驚きです。

目 次
1 ネガティブな人の特徴は?
2 ポジティブな人の特徴は?

ネガティブな人の特徴

物ごとを何かとマイナスに考えてしまうネガティブ思考の人は、いつも精神的に疲れていて心配ばかりしています。何とかしてこのネガティブな性格から抜け出したい、と思っている人は多いと思います。それではネガティブタイプの特徴を見てみましょう。

ネガティブ思考の短所

1自分はどうせダメなんだと、初めからあきらめているので努力をしないこと。
2ささいなミスが気にかかり、それを引きずってしまい他のことに意識が回らない。
3自分に自信が持てないこと。
ところがネガティブである為の「長所」もあります。

ネガティブ思考の長所

1物ごとを最悪な事態までを想定できるので、ダメだった場合の対処ができる点。
2自分の悪い点を把握することができるため、将来の自分の成長につながる点。
3現状をより冷静に見れるために、より正確な計画を立てることができる点。
4ささいなミスも気にかかるために、同じ間違いを犯さない冷静さがある点。

ポジティブな人の特徴

さて、それに対してポジティブ思考の人は、どんな事もメソメソせずに、
自分に自信を持ち、活動的で明るいイメージがありますね。
それではポジティブな人の長所と短所を見てみましょう。

ポジティブ思考の長所

1常に自分を肯定的に見ており「自分に自信」を持っていること。
2失敗してもクヨクヨせずに、メゲずに挑戦できること。
3嫌なことはすぐに忘れて、すぐ次の行動に移ることが得意である。

ポジティブ思考の短所

1自分に自身を持っているが、現実以上に自分を信じ、いわゆる「自信過剰」に陥りやすい。
2失敗しても「本当はオレはできるんだ」と勘違いし、行動しない危険性がある。
3失敗など嫌なことは忘れて反省しないために、同じ過ちを繰り返し勝ちである。

このように見てみるとネガティブ思考だから「悪い」、ポジティブ思考だから「良い」、
という訳ではない事がわかりましたね。

 

社会で成功しているポジティブ人間vsネガティブ人間

%e6%9d%be%e5%b2%a1%e4%bf%ae%e9%80%a0ポジティブ思考の成功者の代表に『松岡修造』さんがいます。
こんなポジティブ思考を地で行くような松岡さんですが、
現実にはネガティブな感情が芽生えるときがあるそうです。
そのときには「あえてポジティブな言葉を使って、自分自身を奮い立たせるそうです。
毎年カレンダー売上1位に輝く「松岡修造の日めくりカレンダー」は、
そんな松岡さんの経験から出来ているそうです。
もともとネガティブ思考が強かった松岡さんも、
自分の感情をコントロールして「ポジティブ」に変えることが出来たそうです。
これがまさにEQ心の知能指数の真髄です。

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スーパーマーケットでお馴染みの白い生鮮食品の
トレーを製造販売する株式会社エフピコの会長の小松安弘氏は
「ネガティブ思考のほうが経営者に向いている」と唱えている人です。
小松氏は「経営者にとってネガティブ思考は、どんな状況でも経営状況を冷静・慎重に判断できる」
と指摘しています。

ですから、ネガティブ思考だからと言って「何をやってもダメ」というのは間違いです。
ネガティブだからこその「強み」もあるのです。

ネガティブ思考vsポジティブ思考は、「どちらが良い」という甲乙を付け事では無いのですが、
理想的なバランスというものが有るのならどのような物なのかを、考えて行きましょう。

 

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