塾通いで毎晩帰宅が遅くなるために、子どもの生活が夜型になってしまう傾向にあります。
その結果、朝食を食べない子ども達が増えています。
人は朝食を取らないと、本当に能力・学力が低下してしまうのでしょうか?
朝食を採らない児童たち
小中学生ですと1~2割の子どもが「朝ごはんを食べない事がある」としています。
少ないと思いがちですが、各クラスに2~3人はいる勘定になります。
でも、あなたの子どもが朝食を取っているならば、心配はいりません。
ただ注意したいのは、朝食では無く「夜食」です。
特に中学生ともなると、塾通いで帰りが遅くなり、遅い晩ごはんや夜食を食べる子どもは少なくないです。
就寝時間の3時間以内に食事を摂ると体は栄養素を吸収できずに、脂肪として蓄える性質があります。
つまり肥満体質になりやすいのです。
学童期の肥満は、成人してからも肥満になりやすく、将来生活習慣病になる確率が増加します。
どうしても晩ごはんが遅くなってしまう家庭では、夜は分量を控えるなどの考慮をしてください。その分、朝食をたっぷりと採らせましょう。
朝食を食べないとこうなる!
さて、朝食を採らないと学力は落ちます。
これによると、朝食を毎日食べている子どもと、全く食べない子どもの学力の差は歴然です。
これほどまでに、朝食を食べるか食べないかで、結果に出てしまいます。怖いですね。ですから朝食は「毎日食べる」という生活習慣を作りましょう。
何を食べたらベストなのか?
そもそも、なぜ朝食を食べると学力が上がるのでしょうか?
それは、朝ごはんを食べることで、ブドウ糖という脳のエネルギーが送られます。そして脳が活発に動きだします。つまり、脳の働きを活発にするためには、朝食を摂ることはとても重要になってきます。
その結果、授業にも集中でき、学力が上がるのです。脳にブドウ糖が十分いき渡っていれば、午前中の授業の内容もすらすらと入っています。逆に朝食抜きで学校に行くと、脳がボーっとして授業が頭に入いりません。だから成績が落ちます。
もっとも脳に効率の良い、朝ごはんの主食が「米食」です。パンも美味しくて捨てがたいのですが、小麦食はブドウ糖が急激に脳に送られるのですが、その後急速にエネルギーが不足してしまいます。
それに比べて米食は、ゆっくりとブドウ糖を脳に送り込み、長続きするのです。だから勉強には「米食」が理想的です。
ただ「パンが大好き」という子どもには、週に2~3回はパン食でも大丈夫です。無理は続きませんから、何事もバランスを考えていきましょう。
米食をオススメしている我が家でも、週に2回程度はパン食です。なにしろ妻がおいしい自家製パンを作っていますから(笑)