ＩＱを知らない人はいないでしょう。脳の知能指数をはかる指標として、
一般的にＩＱが高ければ頭がいい、秀才、天才と呼ばれていますね。
ＩＱの標準値は１００で、それ以上だと「頭が良い」とされています。
ＩＱが高いと、たしかに受験などでは有利です。
記憶力や暗記力が高く、入試などテストで
高得点を取りやすい子どもに成るのは間違いありません。
しかし、こんな事実があります。
現代心理学の公然の秘密として
『学校のテスト、知能検査など広く世間で信用されている評価基準は、
人生における成功度の予言としてはあまり当てはまらない』
という事が統計で明らかにされています。
そして
『ＩＱの非常に低い人々の多くはあまり良い仕事に付けず、
ＩＱの高い人々の多くは高給取りになっている』
と信じられています。
でも例外もあります。
というよりも、実は例外のほうが多いのです。
人生を成功に導く要因としてＩＱが関係するのは、
多く見積もってもせいぜい２０％止まりだろう、と言うのが
現代脳科学界のなかで通説になっています。
つまりＩＱが高いほうがもちろん、
学校のテストや入試で好成績を収めるのに有利なのは確かです。
でも、テストの成績に有利なＩＱが、将来大人になってからの
成功度にはあまり役に立たないことが分かっています。
以前アメリカのイリノイ州のある高校生の主席で卒業した
男女８１人を追跡調査したデータがあります。
主席ですから当然、皆『ＩＱの高い優等生』であった訳です。
８１人全員が１流大学に合格し、有名企業に就職しました。
１０年後、２０代後半になったこれらの優等生の社会的な成功度は
いわゆる「並」程度でした。
それぞれの職種のトップに居たのは４人に１人で、それ以外の元優等生たちは
特別目立った活躍はしていなかったそうです。
つまりＩＱが高いからと言って、
- 社会的な成功、
- お金や名声、
- 幸せ
を得られる保障は全くといって無いのです。
ＩＱが同じ人でも、
「人生につまづく人」と「成功する人」が出て来るのは、
じつはＥＱ（心の知能指数）の差なのです。
ＥＱ（心の知能指数）が高い人とは：
- 自分の感情をコントロール出来る人
- 他人の気持ちを推察し気配りが出来る人
といった能力を持つ人の事です。
こういう人物が世の中で成功できるんだ、という事が一目瞭然ではないでしょうか？
納得できますよね。
ＩＱについては
「人が成長してから大きく変えることは不可能である」
という説がありますが、
でも、ＥＱ（心の知能指数）については大人になってからも
向上させることが出来るので、もし子どもの学校の成績が
思うように伸びなかったとしても、ＥＱ（心の知能指数）を上げることで、
子どもを成功に導くことが出来るのです。
ちょっと今日の話は重かったかもしれませんね（笑）
でも、ＥＱ（心の知能指数）はあなたの子どもの将来を成功に導く
ことが誰にでも出来るという事を覚えておいてください。
そう、今からでも遅くはないのです。
たとえＩＱが標準以下であったとしても、
ＥＱ（心の知能指数）の力で学校の成績を上げて
志望校に合格させる事も可能になるのです。
さらに重要なことは、
学校の成績だけでなく、
子どもの持つ才能を芽生えさせ、
社会生活での協調性を向上させ、
子どもの人生を成功へと導くことが可能になります。
家庭内暴力や暴言が減り、
イジメなどへの対処もでき、
明るい家族関係を維持することが出来るようになります。
さあ、これから一緒に、ＥＱ（心の知能指数）を学んでいきましょう。
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