だれでも親であれば「子どもにこうなって欲しい」と思っている姿があるはずです。
だから毎日ゲームばかりしている子どもに「勉強しなさい!」と、
つい言葉で小言を言ってしまうものですね。
しかし『言葉』で相手に(子どもに)理解させると言うのは、
実はとても難しいことなのです。
確かに言葉というのは便利なコミュニケーションの道具であり、
言葉で教えることは教える側にとってはとても楽です。
だから今の時代、
親も学校の先生も、ほとんど『言葉』で物事を教えようとしています。
でも言葉って、それだけで何でも教えられるものでしょうか?
例えば、
算数の授業で方程式を学ばせるさい、言葉で理論ややり方を説明されても、
解る子どもはほとんど居ないのではないでしょうか?
体育のハイジャンプを言葉で説明されて、飛べるようになるでしょうか?
出来ませんよね。
今の学校の先生も親たちも、みんな言葉だけで楽をしているだけに見えてしまいます。
あなたは自分の子どもに、どのように成って欲しいと思っているのでしょうか?
抽象的な言い方ですが、
もし子どもに『人に迷惑をかけない立派な人』に成って欲しかったら、
それをただ言葉だけを投げかけたって、子どもは理解できないでしょう。
大事な点は「成って欲しい子どもの姿」に、
まずは親自身がなれるように日々努力して見せることです。
子どもの能力を育てたいのなら、親が見本となって「親の背中」で見せることです。
親が出来ないことを子どもに託しても、子どもに出来るわけがありません。
まずは親であるあなたが努力していれば、子どもはそれが「正しい事」と体感して真似をしていきます。