子供をダメにしてしまうNGワード集 Vol.2

『もう赤ちゃんじゃないんだから・・・』

子供は小学生になっても中学生になっても、ときどき甘えたくなります。
そんな時は、しっかりと甘えさせてあげましょう。
特に男の子は、大きくなっても母親にベタベタしたいもの、そう理解して頂きたいと思います。
「うちの子はもしかしたらマザコンでは?」と思う心配はいりません。
高校生ぐらいになって「あれっ?!最近ママにくっつかなくなったじゃないの」なんて言うと
「うっせーな!」などと返されてそっぽを向かれるようになります。
いつの間にか成長して離れて行くのが健全な姿です。

 

『みんなと仲良くしなきゃダメじゃない』

親の私たちだって、苦手な人がいますよね。
あなたも周りの人たちに「あの人と仲良くしなきゃ」と言われて、
あなたの苦手な人と仲良くできますか?子供だって同じです。
「みんなと仲良くしなさい」と言われても、子供は苦しむだけですよ。

 

『パパみたいになっちゃダメよ』

子供の前で、父親をけなしてはいけません。
父親が権威を失うと、子供の「しつけ」が出来なくなってしまいます。
たしかに家庭をかえりみない父親も少なくありません。
その時は、とにかく子供の就寝時などに親同士でじっくりと話し合ってください。
決して子供の前ではお互いをけなしたり、ケンカは見せないようにしましょう。

 

『うるさい!静かにしなさい』

これって、特に外出したときには良く言ってしまいますよね。
私も子供に良く言っていました。
でも親が「うるさい」という時は、冷静になって考えてみると結構「親の都合」で言っていませんか。
電車の中やレストランで周囲の人に気を使っての「うるさい!」。
これは自分(親)が世間体を気にしているための注意ではないでしょうか。
子供がガイガイ、ワイワイ騒ぐのは当たり前で、それが子供の健全な姿です。
親が周りの人から恥ずかしい思いをしたくないから、
子供に「うるさい!静かにしなさい」と言っているのでは子供には迷惑です。
確かに静かにしなければいけない場所はあります。
そういうところでは、頭ごなしに「静かに!」ではなく、
このような場所ではどうして静かにしなければいけないのかを、
きちっと説明してあげてください。
子供はそうやってTPOを学んで行くのです。

『親の言うことを聞きなさい』

頭ごなしに親にこう言われてしまうと、子供は何も言えなくなってしまいますよね。
もし「親が言うこと」を聞かせたいのなら、
子供がわかるように「なぜ、そうなのか」を説得して理解させましょう。
「親の言うことを黙ってきけ」では、子供は自分で考える事をしない子に育ってしまいます。
子供に「考える」余地を与えてください。