IQを上げるには読書させよう

子どもに読書をさせるのは良いことである
と大半の親は理解していると思います。

でも中学受験だとか高校受験を考えると
直接的に成績に関係のなさそうな「読書」は
後回しにしてしまいますよね。

ところで全ての学科は「論理」で構成されています。

受験問題などはまさに論理そのものです。

その論理的思考能力を養うのに最も効果的なのが読書です。

実際、読書が必要なのは学生時代の勉強だけではありません。
社会にでれば世の中は文字で成り立っているのに気づくでしょう。
仕事はすべて文字の書類で動きます。
政治も警察も、法律や書類で成り立っています。

そう、全てが文字を通した「論理」で動いているのです。

スポーツだってルールや規定で動いていますよね。

ですから受験でも社会でも成功するためには
「文字と論理」に付き合って行かなければならないのです。

そしてその論理的思考とは抽象的概念です。

たとえて言えば
リンゴが木から落ちるのを見て地球の万有引力の法則を見つけ出す
様な思考法です。

リンゴが木から落ちる
⇒地球が引っ張っている
⇒だから地球には万有引力がある
と論理的に考える脳力です。

1つの事実から、一般的な法則(抽象概念)を見出す脳力のことです。

この具体例から抽象概念を導き出す脳力はまさしくIQそのものです。
つまり読書をする事で子どものIQを伸ばす訓練ができるのです。

子どものIQを上げてくれる読書とEQとの関係性

もっと具体的にお話しましょう。

この子どもが読書する目的の1つが本を通して
世の中の判断基準や価値観を形成することです。

当然のことながら、子どもの自身の価値観はまだ確立していません。
大人にくらべて経験も圧倒的に少ない中で、
読書は子どもに様々な疑似体験をさせて、
物ごとの良し悪しの基準を形成させる事ができます。

将来、大人になった時に、自分自身の判断基準を
創り上げる訓練を子どもの内からさせる訳です。

この事はまさしくIQ(知能指数)を上げるだけではなく、
EQ(心の知能指数)を伸ばす訓練でもあるのです。

IQよりもEQが高い子どものほうが、
10年、20年後に成功している確立が高いことは以前お話しましたね。
EQを伸ばすことはIQの向上にも繋がるのです。

子どもの判断基準・価値基準を形成する読書は短期的に見れば
学校の成績を上げるのに役立たないだろうと思われますが、
まず文章を読むことによって論理的思考が身に付きます。
これが子どもに本を読ませる2つ目の目的です。

国語や算数、数学などはまさに論理を学ぶ学問です。
本を読む子どもは、間違いなく読まない子どもよりも
国語、さんすう、数学、英語の点数が良い
という結果が統計で証明されています。

まあ、考えてみれば当然ですね。
本自体が論理で構成されているのですから
読めば読むほど論理に慣れてきます。

初めはマンガでも構わないので
「本を読むのは面白いんだ」という事を教えていきましょう。
ただしマンガでも本でも暴力的なものや性的描写などがあるものは当然NGです。
ここは親があらかじめチェックしてください。

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社会でリーダー的存在になるには

教育というものは、将来子ども達が社会人になった時に
有能な人物になるためにあります。

すべての分野で有能な人物が増えれば
日本の社会が良くなっていきます。
なぜ教育をすれば有能な人物が育成されるのでしょうか。

それは先ほども述べた通り「社会は文字で出来ている」からです。
法律、契約書、覚書など、すべてが文字が書かれています。
その文字で書かれた世界を現実のリアリティとして感じ取ることが出来る脳力
そこに書かれた文字情報を肌で感じ取れる脳力
そして現実社会を文字で自由に表現できる脳力を持つことが
現実社会でリーダー的存在になる重要な要素となるのです。

この訓練に必要なのが、子どもの頃の読書です。

今の学校教育者の大半は「受験」という短期的な目的を重視しています。
だから日本人の学生は、子供の頃からの家族の目標だった
「受験」や「就職」が終わると、
5月病のような燃え尽き症候群に陥ったりする訳です。

でもこれって間違ってますよね。

学校に入学することや、希望の会社に就職することが
目的で勉強するわけではないですよね。
でもそれがまかり通っているのが日本です。

子どもには夢が必要です。
〇〇校に合格することは夢にはならないですよね。
〇〇校はあくまで夢を実現するための手段でしかありません。

話はそれましたが

本来の教育は社会に出て有能な人物を輩出することです。
それに必要なのは、子供の頃からの読書習慣です。

読書は子どもに物ごとの判断基準や価値観、倫理観を疑似体験させてくれます。
そして読書は子どもに論理を教えてくれます。
読書を通して子どは論理的に文字社会を現実社会に応用する脳力が付き、
と同時にIQとEQのどちらをも向上させる事が出来ます。
読書の重要性、お分かり頂けましたか。

テレビやゲームはどう止めさせたらよいのでしょう

それにしてもテレビやゲームは止められないものです。
なぜなら面白い。大人がやっても面白いですよね。
そして努力する必要がないので楽してのめり込むことが出来ます。

これを脳科学的に説明すると、

文字から想像されるリアリティを処理している部分が前頭前野
という部分で言葉や論理的な思考などはこの部分を使います。
IQやEQを高めるにはこの部分を使います。

それに対してテレビやゲームはもっと本能的な通称爬虫類脳で処理します。
これは意識・努力をする必要がなく本能的に集中してしまう性質を持っています。
ですから子どもも大人も中毒になってしまうのも当然です。

これをやめさせるには子どもにこの事実を理解させる事です。

「読書や勉強はIQ、EQを高めて将来人生を楽しく送ることが出来るんだよ」
「でもテレビやゲームは、受験も失敗するし、辛い人生を送ることになるんだよ」
などと話合って教えてあげて下さい。

完全にテレビもゲームも止められたら良いのですが、そうもいかないでしょう。
ならば時間を決めるなり、また1時間やったら1時間読書や勉強をする
などと家庭のルールを作って守らせましょう。

それからもう一つ。
親が読書をしないで子どもに本を読めと言っても説得力がありません
親のあなたが手本に成って、本を読む習慣を見せましょう。
親がテレビやゲームをやっていたら、子どもにダメとは言えませんよね。

子育ては忍耐が必要です。
親と子どもが一緒になって、子どもの明るい未来を作る努力をしてください。
 
 
 
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