恐怖のノロウイルス1: 都市伝説の真相

pandemicノロウイルスに掛かったことのある人は多いのではないでしょうか。
トイレに入りびたりりになり、
突然の「吐き気」と「下痢」は、本当に苦しいですよね。

意外なことかも知れませんが、
ノロウイルスは2002年に命名された新種であり、
その歴史はまだまだ浅いのです。

ですから予防ワクチンや特効薬もまだ開発されていません。

命に別状はないのですが、
掛かった経験のある人は二度と掛かりたくない病気ですよね。

ワクチンも予防薬もないのなら、どう対処したら良いのでしょう。

マスコミが大騒ぎをするものですから、
ちまたには多くのノロウイルスの都市伝説が出回っています。

それでは、その都市伝説をご紹介しましょう。

【都市伝説その1】 インフルエンザよりも感染力が強い?
ノロウイルスの感染力は、インフルエンザの1000倍と言われています。ノロウイルスは非常に小さく、1個のノロウイルスを卓球ボールに例えると、人間の大きさは何と日本列島と同じ大きさになります。その日本列島に卓球ボールがたったの10個入るだけでノロウイルスに感染してしまうということからも、ノロウイルスは恐怖のウイルスであることは間違いありませんね。
【都市伝説その2】 ノロウイルスにかからない血液型がある?
一昔前の研究で「ノロウイルスの掛かりやすさは、O型が60%、A型が44%、B型が33%、AB型が0%である」なんて発表があって一時期、話題と成りました。しかし2015年に神奈川県川崎市で発見されたノロウイルスは、血液型に関係なく全ての人に感染することが分かり、今では血液型と感染力は関係が無いという説が主力となりました。
【都市伝説その3】 わさびで殺菌できる?
わさびのツンとする成分に殺菌作用があるということでウワサに成っていますが、わさびではノロウイルスを殺菌することは出来ません。その他殺菌作用があると言われているショウガ、梅干し、レモン、酢、緑茶なども、ノロウイルスの強大な力にはかないません。ノロウイルスが流行する冬の時期に旬となる『生牡蠣(かき)』は、特にノロウイルスに感染する確率が高いことが分かっています。美味しいですが、十分鮮度に気をつけてください。
【都市伝説その4】 感染者と会話をするだけで伝染る?
ノロウイルスはインフルエンザと違い、感染者の日常会話や咳、クシャミではうつらないと言われています。なぜならノロウイルスは胃のさらに奥の腸内で増殖するために、感染者の排泄物や嘔吐物(おうとぶつ)にしか含まれないからです。ただし、嘔吐(おうと)直後の感染者のクシャミ、咳にはウイルスが含まれている可能性が高いために注意が必要です。家族に感染者がいたら、必ず全員マスクを着用しましょう。
【都市伝説その5】 石けんでの手洗いでは死滅しない?
石けん液を付けるだけではノロウイルスを死滅できません。でも手に付いたウイルスを、石けんもろとも洗い流すことは可能です。家族に感染者が居る場合には特に、手洗いを石けんで30秒以上しっかりと洗えば、手についたウイルスを洗い流すことは可能です。

【都市伝説その6】 柿の渋がノロウイルスに有効だって?

柿渋に含まれる「カキタンニン」という物質が、ノロウイルスに絶大な効果があることが、最近の研究で明らかにされました。カキタンニンの効果はノロウイルスの活性を99.9%失わせるという絶大なものです。市販の『ノロエース』というアルコール消毒液には、このカキタンニンが含まれていますので、ご家庭で揃えておくことをお勧めします。しかし、ノロウイルスを牡蠣(カキ)からもらい、柿(カキ)で退治するなんて、面白いですね。

ノロウイルスの基礎知識はついたでしょうか?
次回からは、ノロウイルスのより詳しい生体と、
いま一番効果的とされている『予防法』について
お話していきますね(^o^)

 

スポンサードリンク

 

◇◆◇人気ブログランキングに参加しています◇◆◇クリックして投票よろしくお願いします(別画面が開きます)◇◆◇

人気ブログランキングへ
◇◆◇ご協力ありがとうございました◇◆◇